1996年春夏号 ウスター歴史博物館 会報 ロックウエル・ギャラリーに来ればスマイル気分になれると約束しましょう。現在開催中の「HAVE A NICE DAY!」はあの有名な「スマイリー・フェイス」の特別展です。 「スマイリー・フェイス」はウスターの商業画家、ハーベイ・ボールが「ステート保険」と協力して生み出したマークです。 1963年12月のこと、ボールはバッジやカード、ポスターに使う笑顔のデザインを依頼されました。ボールはたった10分でその顔を描きあげましたが、そのマークはあっという間に保険会社のキャンペーンの枠を超えて独自の命を持ち始めたのです。 1971年までに「スマイリー」はアメリカで最も売れるキャラクターになりました。その後はこのようなブームの常として次第に人気が衰えましたが、完全に姿を消すことはなく、80年代終わりになって大々的に復活を果たしました。 当博物館を訪れて「スマイリー・フェイス」の歴史を学んで下さい。そしてこのマークが付いたにぎやかな品物の数々 ── バッジやTシャツ、エプロン、時計、枕など ── の中に身を浸して下さい。 「ステート保険」を引き継いだ「ウスター/バークシャー保険」は最近も「スマイリー・フェイス」を宣伝に利用しており、訪問客に記念品としてスマイリー・バッジを配っています。 |